Surfsoul’s diary

38才からの不妊治療。低AMH(0、69)。男性不妊のため、京野アートクリニック高輪で顕微受精からスタート。不妊治療の記録。

産まれましたが、多量出血で搬送でした

2018年1月に大きめの男の子が無事産まれました。

 

産まれるまではよかったのですが、産まれた後、出血が止まらず、総合病院へ救急搬送となりました。

 

私の血液総量が5ℓのところ、10ℓ以上の出血となり、10ℓの輸血をし、カテーテルで心臓付近の血流を止めて、血を固める成分を点滴するなどしてやっと血が止まったそうです。

 

私は麻酔で寝ていたので、起きたら救急集中治療室で人工呼吸器やらなんやらついていて、ドラマの世界にいて、びっくり。

 

目が覚めた次の日には産科病棟へ移ったのですが、飛び入りのため、いろいろとケアが行き届かず、なんだか肩身の狭い思いをしました。

産院のお祝い膳を楽しみにしていたのに、食べれず、本当に残念でした。(そこ?)

 

先生のお話によると、体外受精で、ホルモン補充周期で戻した人に多い症例で、おそらく、戻す前に子宮に小さな傷がついていて、その傷が、胎盤を癒着させてしまい、子宮収縮が弱くなってしまったのだろうということです。

 

なので、次回は自然周期で戻したほうがいいのではないか、とのアドバイスでした。

 

確かに、妊娠する前の周期は、子宮筋腫掻爬術を受けていました。

そこで傷がついて癒着の原因になったと考えると、先生のお話にドンピシャです。

 

このブログに来てくださっている方も、きっと体外受精を考えていらっしゃるのだと思いますが、どうぞ参考になさってください。

 

ホルモン補充周期の時によくおこるとのことですので、できるなら自然周期で戻すほうがいいとの考えでした。

ちゃんとしたエビデンスや症例が論文としてあがっているのかはわかりませんが、総合病院の、それなりに偉い先生が「経験から言うと」という前置きで、けっこう確信を混めておっしゃっていました。

(私が搬送された時、たまたまその先生が夜勤でいらっしゃったのですが、その方がいなかったら、命が危なかったかもと言われたくらい、腕の立つ先生のようです)

 

毎日毎日、息子が心底かわいいです。

こんなに完璧なかわいさってあるんだなと。

そして、母になった喜びは計り知れません。

 

だからこそ、あの時命を落としていたら、死に切れない思いだったと、ぞっとします。

 

体外受精までして望んだ子ですから、少しでもリスクは減らせるように、私の経験を誰かのために使っていただけたらと思いました。

 

たくさんの方が、かわいい赤ちゃんに出会えますように。

 

不妊治療まとめ

このブログは、不妊治療の忘備録として、それと、もしかしたら情報がほしい誰かのために、試しにと書き始めてみました。

アクセス数が上がって、登録してくださった方!!(ありがとうございます!)もいて、嬉しかったです。

 

不妊治療の情報を探している時、その後の妊娠の様子などが綴られていると、私は少し辛い気持ちになったし、不妊治療は不妊治療ということで、まとめたかったので、クリニックを卒業した今回で、ブログは一旦終了にしようと思います。

 

もし、あってほしくはないけど、今の妊娠が途中で終わってしまったり、二人目で不妊治療を再開する時には、ブログを再開しようと思っています。

 

ここまでの私なりのまとめ

 

【今回の流れ】

2016年

10月 アンタゴニスト 新鮮胚移植 凍結なし 陰性

11月 ショート法   移植なし  凍結1個

12月 低刺激     新鮮胚移植 凍結1個 陰性

2017年

1月  低刺激     新鮮胚移植 凍結1個 陰性

2月  検査      子宮内膜ポリープ切除 その他原因なし

3月  凍結胚移植   1月(低刺激)を戻す 陰性

4月  凍結胚移植   12月(低刺激)を戻す 陽性

 

【クリニックについて】

先生は、毎回違うけれど、皆さんそれぞれ、経験値や技術は高いと思いました。

(ただ、出血した時に「進行性流産」と診断された、とっても若くて自信のなさそうな先生は、うーん。。。とは思っています。後に「進行性ではなく、切迫だよね?」と思っているので、個人的に怒りがあるからですが)

 

特に、副医院長の女医先生は、なんというか、本人にしかわからないような微妙な感覚を感じ取ってくださっている感じがして、「後二日くらい育てたいな」と根拠もなく、なんとなーく思っていたら、先生も「ゆっくり採卵したいのよね」とおっしゃってくださったり、感覚的にとても信頼できました。

 

男性の先生方も、安心感があります。

 

標準的な「アンタゴニスト」から、強めの「ショート」を経て、「低刺激」という自分に合う刺激法(しかも、低刺激といいながら、hmgをけっこう打つ戦法)が見つかったのも、先生達のおかげです。

 

また、インターパンチやDHEAなど、卵子の質を高めるためによいと、学会で発表されているものはどんどん取り入れている、という印象があって、私の感覚としては、それらは効いていたように思います。

万が一プラセボだったとしても、攻めでいてもらえると、とっても安心します。

 

培養士さんについては、若い印象があったのですが、カウンセラーの方は「優秀」だと言っていました。が、他院と比較できないため、わかりません。

 

看護師さんは、手術のところにいらっしゃる方は、とても優しく、ホスピタリティが高いです。

診察側にいる看護師さんは、忙しいのか、機嫌が悪そうな時があります。

私は、あまり気にならないですが。

 

全体的には、とても満足しています。

 

最初の段階で、二人目まで視野に入れていたため、貯卵したくて、

採卵→新鮮胚移植→残りはすべて凍結

という作戦をとっていました。

しかし、AMHが低いため、毎回6個採卵して、1個新鮮胚を戻すと、凍結できる卵は1個という感じでした。

 

「貯めるばかりしていてもしょうがないから、そろそろ、凍結胚をもどしましょう」と流れを変えてくれたのも、とってもよかったです。

 

今回12月に育った胚盤胞なので、貯卵作戦をしていなければ、1月に陽性だったかも知れません。

 

ただ、ポリープをとったことや、漢方を始めたことが勝因だとしたら、このタイミングはベストだと思います。

 

費用は、お高めな気がしますが、他院がわからないので、わかりません。

が、夫がTESEをやったし、AHAやタイムラプスもやっていたからか、7ヶ月で300万弱でした。助成金申請中。

 

 

【鍼治療、漢方のこと】

個人的には、補助としては漢方が大きかったと考えます。

 

3月からクリニックで漢方処方が始まり、乗っかってみました。

高齢のため、1ヶ月5万!!と、涙の出る高さでしたが、とりあえず3ヶ月と思ってためしました。

 

最初は飲みやすい細粒の処方を出されそうでしたが、煎じ薬がダントツいいとのことで、高いお金だすんだから、煎じる苦労なんてたいしたことないわと、煎じ薬をお願いしました。

 

多分、これがよかった。

 

それまでは、夕方まではお腹がすかず、ちょこちょことおにぎりやフルーツを食べて、夜ご飯はしっかり食べる、つまり、1日1食だったのですが、飲み始めたとたん、お昼にはお腹がすく!!

夜もお腹がすく!!

 

1日3食食べる人って、こんな感じなんだ!とびっくりしました。

 

3食食べると、いい感じで体に脂肪が。。。

 

私は、やせてるタイプで、知り合いの看護師に、「代謝がよすぎる!子供のためには、もう少し脂肪をつけてもらいたいのよねぇ」と言われていました。

 

まさに、その状態となり、陽性。

 

卵の力が一番だとは思いますが、母体の状況も整ったのは大きいのではないか?と思いました。

 

鍼は、不妊治療よりも、毎朝すぐに頭が冴えるので、仕事によかったかな。

 

 

【刺激しない or 刺激法】

 

病院選びの際に、2大選択肢となっている、KLC系列の刺激しない手法か、刺激法か悩みました。

夫と相談の結果、今は、若いうち(といっても38歳)にたくさん卵を採りたいから、刺激法から初めてみようとの結論になりました。

 

結果から言うと、刺激法正解!と思いました。(私の個人的意見ですが)

 

自然に卵を1個とって、次の月に戻して、HCG反応が出たら、1周期開けて。。。

この年齢で、そんな悠長なこと、やってられん!!と思いました。

 

不妊治療って、いろいろ試しながら、卵に出会えるタイミングまで、回数を重ねるしかないところがあると思うので、チャンスの多いほうが、断然いいではないかと。

 

終わってみて、今の私が、そんなのんびりやってたら。。。と思うと、怖くなってしまいます。

ただ、刺激しても卵が取れなくなったら、いいのかも知れないなと。

そのときは、自然でチャレンジしてみようとも考えています。

 

【最後に】

今は、安静にしなきゃというプレッシャーに加え、出生前診断どうする?とか、新たな悩みが出て来て、生むまでも、生んでからも、いろいろ悩みつつ、成長するんだろうなと思います。

 

とはいえ、目下のゴールは、まずは産むこと。

出来る限りの最善を尽くします。

 

人生で初めてブログに挑戦しましたが、けっこう気持ちのはけ口になったり、助けられました。

こんなブログですが、読んでくださる方がいらっしゃるなら、感謝です。

 

情報を必要としている方に、少しでも役立てば嬉しいです。

皆様、いい結果が手に入りますように!!

【8周期目:凍結胚移植】BT37 引き続き安静だけど、クリニック卒業

8w0d BT37

 

胎芽:1、61cm

心拍:158bpm

 

依然、血腫が見えていて、安静は変わらない。

が、今回で無事、卒業することができた。

 

最後は、若くて新しい先生で、長くお世話になった先生ではなかったのが残念だけど、薬の説明と注射をしてくれた看護師さんは、よく知った顔だったので、お礼を言えたのはよかった。

 

エストラーナテープとルティナス膣錠を2週間分処方されて、10週まで続けるようにとのこと。

さらに、黄体ホルモンの注射があった。

全然痛くなくて、びっくりしたけど、私、ホルモン足りないのかな??

 

10週頃には、黄体ホルモンは必要なくなると言っていた。

 

無事、卒業できてよかった。

【8周期目:凍結胚移植】BT30 順調に成長しているが、引き続き安静

7w0d BT30

 

クリニック受診。

 

胎芽8.5mm

心拍138bpm

 

順調に成長しているとのこと。

 

今回は久々の副院長先生。

「出血のこと、心配しましたけど、がんばってくれてよかったです」

と言ってくれて、ジーンと感動。

 

血腫のことは何も言われなかったけど、引き続き安静は必要。

ホルモンは安定しているので、今までと同じホルモン剤と、張り止めをだしてもらって終了。

 

うまく行けば次回、もしくは後2回で卒業だそうです。

 

産院も一応当たりはつけいて、やっと次が見えて来た感じ。

 

12週を超えるのが大切だと言っていたので、と1ヶ月ちょっと。

少しずつ安心感が増えて来たから、ベビーを励ましつつ、頑張る!

 

【8周期目:凍結胚移植】BT23 胎芽&心拍確認

BT23  6w0d で受診。

 

ドキドキのエコーで、

胎芽 3、15mm

心拍数 100bpm

確認!!

 

ピコピコ動いてる。

 

今日も、またもや初めての先生だった。

今回の先生は落ち着いていて、話の内容もわかりやすい。

 

引き続き、血の固まりが見えるので、ゆっくりしてほしいとのこと。

この先生は、はっきりと「家でゴロゴロしてください」とおっしゃった。

あまり家事もしないほうがいいという感じ。

 

エストラーナテープ、ルティナス膣錠の他に、張り止めの薬が出た。

 

次回までに、そろそろ産院を決めてくださいとも。来たーーー!!!

 

今日は夫も来てくれて、先生に質問。

 

「いつになると、安心できるのでしょうか?」

 

「まずは、胎嚢確認。

次が心拍確認。

次に7〜8週の壁。

次に9週の壁。

次に12週の壁

次に16週の壁。

これを超えたら、まず安心です。」

 

と。ひえ〜〜〜!!遠い!

まだ、二つですか。。。

 

でも、直接お医者様から聞けたことで、なんだか安心もできた。

 

後2回で卒業の予定。

 

卒業したら、ブログは終わりにする予定。

後2週間ほど。

ベビーに頑張ってもらおう。

すくすく成長してもらいたい!

【8周期目:凍結胚移植】BT21 出血が続く。そして、つわり?

BT21

 

相変わらず、茶おりのような出血が続く。

 

普通に生活と言われても、怖すぎて、なるべく寝て過ごすようにしている。

少し長く座っていると、腰やお腹が痛くなる。

横になると、よくなる。

 

昨日から急にムカムカしてきて、ムカムカを止めたくて食べてみたり、何も食べたくない気持ちになったり、食べたいと思って買ってくると、急に別のものを食べたくなったり。

 

これが、つわりというやつかしら??

 

今日になって、胸が張って来た。

出血した次の日に胸の張りがなくなって、すごく心配していたが、

やっと妊娠本調子(?)が戻って来たのか?

 

ネットではよく、心拍確認ができれば一安心と書いてあるけど、本当は12週まではわからないそう。

昔は、超音波の性能がよくなくて、心拍が確認できるのがそれくらいの週数だったんだって。

 

それ読んで、なーーーんだ↓↓ とへこむ。

まだ、1ヶ月半も、この心配で心臓に悪い期間が続くのか。。。

 

ネットって、不確かな情報もたくさんあるから、本当に取捨選択が大切だな。

 

とはいえ、次回の検診では、心拍が確認できるといいなと思うけど、6w0dはまだ早いかな?

せめて、胎芽が見えるといいな。

 

【8周期目:凍結胚移植】BT19 一般産婦人科へ

二日間の仕事の山を超え、本日、近くの大きな病院の産婦人科へ。

 

知り合いの産科医&助産師さんへ聞いてみたところ、一般の産婦人科へかかったほうがいいとの意見だったため。

 

でも、産婦人科で、当日の診察をしてくれるところはあまりなく、やっと1件見つけて、4時間待ち。

 

はっきり言うけど、おとなしめの女医さん。

 

問診の後、内診。

内診は、けっこう時間をかけて、丁寧に行ってくれた。

 

見ると、なんと!!卵黄嚢を確認することができた!!

 

よかった〜〜。成長しとる〜。

安心で涙がでそうになる。

 

進行性なのか、切迫なのかははっきり言わなかったが、継続の可能性は、経験値から行くと、半々より多いと思う、とのこと。

 

やっぱり血腫はあって、大きくなったりすると、流産の危険が高まるのだそう。

子宮の真ん中に着床している件は、聞いてみると、「正常な位置ですよ」と!!

 

血腫については、「日常生活程度で出血するような繊細なものではない。」

 

「後は、育ってくれるかどうか。」

 

「日常生活程度に、無理せずゆっくり過ごすこと。」

(寝たきりでなくてよいし、寝たきりのストレスがよくないとのこと。)

 

ということで、診察は無事終わりました。

 

本当、どうなるかヒヤヒヤしていて、まだまだ予断は許さないけど、ひとまず卵黄嚢が確認できて、先週の木曜日より育っている!つまり、生きていることが確認できて、本当に、心からホッとした。

 

みんな、こうやって望まれて、祈られて生まれてきたんだなぁ。

母に感謝!

(母の日は何もしていない。。。)